23の備忘録

JUMPとNEWSと嵐が主食。明日には変わっているかも変わっていないかもしれない、そんな考えや感じたことを忘れんぼうな自分のために記しておく場所。

JUMP担がNEWSを見に行った話。~あの4人は本当にいた編~

オープニングから涙が止まらなかった。あの4人が。あの、NEWSの4人が私の目の前で歌っている。力強く、逞しく、たくさんのファンに囲まれ、制御されたペンライトの光の海に照らされながら、圧倒的に美しい四重奏を確かに奏でている。本当にいた。最初は9人組だったのに、ついに過半数を切った4人。もうダメかも、イチゴのないショートケーキ、と言われた4人。そんな奇跡みたいな4人が、4人で、ステージに立っている。4人のNEWS再出発初のコンサートで、顔をぐしゃぐしゃにして子どもみたいに泣いていたまっすーも、「もう、ねーから。」と寂しく、けど力強く、泣きながら笑ったシゲも、涙を見せまいと歯を食いしばりながらも最後には耐えきれず後ろを向いて涙を流した手越くんも、静かに、だけど誰よりも熱い思いを告げながらポロポロと涙を流していた小山さんも。今は泣いていなかった。その代わりに私が顔をぐしゃぐしゃにしながら泣いた。きっと私達には想像もできないほどの苦しみが、私達には経験できないような葛藤があっただろうに。なんて楽しそうに、なんて幸せそうに歌うんだ、あの人たちは、と。私達の想像を絶するほどの苦しみや葛藤を何度も何度も経験してきたはずの彼らの歌は、明るい曲も、静かな曲も、可愛い曲も、ダンスナンバーも、全てが彼らの魂の叫びのように聴こえてくる。作詞作曲をしたのは彼らじゃない。だけどどの曲も間違いなくNEWSにしか歌えない曲で、NEWSだから説得力があった。無条件に涙が出てくる。汗をかいて楽しそうに幸せそうに、かっこよく時に可愛く、キラキラと歌い、踊る彼らが本当にかっこよくて、ただただ呆然と泣きながら見ることしかできなかった。
大人になるってどういう事?外面良くして35歳を過ぎた頃オレ達どんな顔?かっこいい大人になれてるの?だから何度も何度も僕らは歌うよ。一生一度の奇跡握りしめ。このまま時を止め、夢のままいられたら。どのフレーズも、たった今本人たちが思ったことを歌っているのかと錯覚するほどの説得力で、私はもう胸がいっぱいだった。『歌の力』『音楽の力』という言葉は日常的によく聞くが、間違いなくこの約2時間半は、身をもってその力を感じたのだと、終演後に涙と汗でぐちゃぐちゃになった自分の顔が映る鏡を見て何よりもの証拠だと思った。だから何度も何度も歌ってほしい。一生一度の奇跡を握りしめて。どうかこの4人にこの先も幸せがたくさん待っていますように、と重めのポエムを思わずにはいられなかったのをお許し頂きたい。
 
と、いうわけで。前置きを長々と書いてしまいましたがこれがKちゃんNEWSだったら4人で出た回のオープニングトークくらい長い。慶ちゃんに「長ェんだよ…」ってちょっとめんどくさそうにツッコまれるくらい長い。
ななななななんとドッキドキNEWSの初現場から早一か月が経とうとしている。
早すぎる。嘘だと言ってくれジョーイチロー*14週間たつのにいまだに手を伸ばせば触れられそうなくらい繊細にあの情景を思い出せるのだからよほど楽しかったのだろう。I wanna touch ya 触れたい。ということで前回の記事↓

duffyhappiness.hatenablog.jp

 5月7日。名古屋にある日本ガイシホール(テゴマスはMC等で頑なにレインボーホール*2と言っていた)で行われた、

NEWS LIVE TOUR 2016 QUARTETTO

へ参戦し、グッズ列に並ぶところから開演直前までをJUMPの現場と比較しながら書き記しました。今回はその続き、本編レポ&感想いきます。ツアーもあとは東京ドーム公演を残すのみ。今さら感満載ですけど怒らないでください。あ、そこ、卵投げないでください。前回同様、なるべく直接的なネタバレは避けますが、どうしてもやっぱり少しはバレちゃうところもあるかと思うので、ネタバレ嫌な人はこの先読まないでくださいな。

とにかく、NEWS、歌が上手い。ばんばんハモる。NEWSの中で”歌”と言ったらテゴマスのイメージが一般的にはあると思うが、もちろんテゴマスは文句なしに上手い。まっすーの優しい歌声、手越くんの力強い伸びのある声。しかし小山さんもシゲもあの二人に負けず劣らずでとても上手い。小山さんの切なげな色っぽい甘い声。シゲの高い声から低い声まで少しハスキーな男らしい声。みんないい声をしている。そして4人とも声質や歌い方、音域が全くもって違うのに、4人揃うととても美しく聴こえる。個人で活躍する場が少しもかぶっていないあたり、こんなにもグループ内で個性がバラバラなのは珍しいのではと思うのだが、音楽面では相性バッチリ、グループ活動でもこの4人揃うと魔方陣ができたり神龍(シェンロン)でも呼べるんじゃないかと期待してしまうほど強い絆を感じる。(エモい)いつまでも、何時間も聴き続けていたい歌声だった。

そして、意外と踊る。JUMPのコンサートを初めて見た時に、「めっちゃ踊るな…」と迫力とその見応えに感動して開いた口がふさがらなかった感覚を思い出した。バックについているジュニアの子達も含め、とんでもなくかっこよかった。あの曲のダンス好きなんだよなーと思う曲だいたい踊ってくれたので嬉しかった。それから今回のツアー、めっちゃ移動するなという感想。メインステがもはやメインではない。メインステもセンステもバクステも外周も、全部行く。まんべんなく行く。ツアーが始まる前のKちゃんNEWSで誰がゲストの回だったか定かではないが「今回はいつもより、よりファンの皆さんの近くに行けるようなコンサートになっている」と言っていたのを思い出した。どの席も置いてけぼりにならない。みんな一緒だよ。みんな楽しもうと言ってもらえている気がした。もうそれだけで私は、この人たちの考える「コンサート」の在り方が好きだと感じてしまった。

それから、めっちゃチューするこの人たち…という感想。DVDを見ても常々思っていたが、ファンサ曲でトロッコに乗りながら連発していくのはもちろんのこと、ダンスしていて「今そこに投げチューする振り付け絶対なかったでしょ!?」と問いただしたくなるちょっとした隙にもチューしてくる。JUMPはどちらかというと、投げチューより「バーン」が多いイメージ。またその投げチューが抜群にエロい。可愛いやつじゃない。私の知ってる投げチューはそんなんじゃない。NEWSの投げチューはもはや投げKissくらいの大人の色気が混在してくるから困る。いいぞもっとやれ。こういったところから導き出された1つの答えとしては、『NEWSはめっちゃアイドルだった』。すごいファンサするし、すごく笑う。すごく踊るし、すごく動く。すごく喋るし、すごく歌う。すごく幸せそうだし、すごく楽しそう。4人とも正真正銘のアイドルだった。TVで見る4人は個人の活躍も多いことから、もっと大人でアーティスティックなイメージだったが、全くそんなことはなかった。THE・ジャニーズだった。本当にいい顔をしている。

この日は17時開演。19時21分頃終了。MCにて、小山「誕生日を迎えました」会場「おめでとー!」小山「祝ってほしくて言ってます」という可愛すぎてのた打ち回りたい自己申告バースデーがあった。手越くんの眼球に赤い点が。サッカーの練習をしていてボールが当たってしまった模様。それを「見せて。こっち向いて。」とずっと言っている慶一郎(32)もといママ。手越くんが風邪を引いたと聞いた時には、様々な条件に見合った病院のリストを送ったり、「何なら俺が病院連れて行かなきゃって思った」慶一郎(32)もとい過保護ママ最高に可愛かった。こやてご何なんだよ案件だった。見た目と裏腹に喋るとこんなんだから小山さんのキュートさはとどまるところを知らない。

今回の最大の沸点は「メンバーとしてじゃなく人として好きです事件」だ。手越くんと小山さんの共通の友人から、みんなからの寄せ書きのようなメッセージカードを誕生日に頂いたらしい小山さん。そこには手越くんからのメッセージもあった。それを横で聞いている手越くんは「俺何書いたか全然覚えてない」と連呼している。それを聞いてニヤニヤを増す小山さんは極上のとろけそうな笑みで「メンバーとしてじゃなく、人として好きですって書いてあったの!」と自慢をする。それ、普通ここで言う?と手越くんは耳まで真っ赤に染めながら言っていたが、(私もそう思うけどありがとう)相当嬉しかったのだろう。本日二度目のこやてご何なんだよ案件。それを聞いていたまっすーとシゲ「えー?俺らはー?俺らのことはー?」といつもの「手越かわいーイジリ」の声でガヤをする。「男として好きー?もしそうだったらちょっと見る目変わる~~」のガヤには思わず吹き出した。この人たち何なんだ。幸せかよと突っ込みたくなる。

イントロで4人縦一列に並び、左右に分かれていく振り付けのある曲で、小山さんの後ろにシゲという立ち位置なのだが、小山さんが全然前に行ってくれないため小山さんの背中にダイレクトにくっついてしまったらしいシゲ。曲中も顔を見合わせて笑っているのが見えたがそういうことだったらしい。小山「シゲの鼻息を首筋に感じた」と言い出してこやしげ何なんだよ案件だった。この状況を「社交ダンスばりの密着度だった」とこんな時ですら素晴らしい例えで話すシゲアキ先生の語彙力が好きだ。言いえて妙。10周年コンサートの時にチャンカパーナ曲中の決め台詞において、「手越が『美しい恋にするよ子猫ちゃ~~~ん』とか伸ばすからロケットエンピツ方式で後ろの俺らがどんどん短くなるんだよ!」とかなり知的なディスりをいれてきたシゲアキ先生に好きしかなかったが、それと同じにおいを感じた。やはりこの人たちのMCは最上級に面白い。あと3時間くらいMCでもいい、お金なら払いますという感じ。声を出して笑ってしまう。もっと4人でバラエティに出たらいい。最近は「変ラボ」のおかげでその様子を毎週見れるようになったのはかなりデカい。日テレさん、ありがとう(土下座)

今回、一番強く思ったのは「まっすーかっこいい」だった。その日だけで一生分の「まっすーかっこいい」を使ったのではないかというくらい言った。ボキャ貧満載で言わせてもらうと、まっすーのかっこよさはよくおばちゃんたちが言う「テレビで見るよりカッコいい」だ。それは既に一曲目から始まっていて、自分のパートを歌い、上を向いてマイクを口から離し、ふっと息を吐く横顔が照明の当たり具合で、暗めのシルエットとなりモニターに映し出されていた。それを見た瞬間きっと私は増田貴久に落ちた。美しかった。本当に。そして彼はとことん自由だった。ずっと一人で喋ってたりMCが始まっているのに一人で歌い続けたり、自由であり楽しそうであり一番子どもだった。前回の少年倶楽部プレミアムにて、ダイノジの大谷さんが「まっすーは美味しい物食べて”美味しい”ってにっこり笑ってるだけでいい。それだけで場が華やぐ」的な事を言っていたがまさにそれ。100000ファボ。 まっすーはいつまでもにっこり笑った顔を見せていて欲しい。かわいい。おまんじゅうみたい。(だんだん大谷さんか私か小山さんの意見かわからなくなってきている)そんなますださんが毎度グッズや舞台構成や衣装を考えているというのだから、人ってこわい。彼の才能だ。MCでは抜群のすべり具合を発揮していて(小山さんに一回ハケろとまで言われて本当にハケようとして全力で止められるというコントまであった)メンバーも「やれやれ…」感すごかったけど、そのまっすーの扱い方にはとてつもない深い愛を感じてしまった。ただの「やれやれ」じゃない。私だったらクラスにあんな掴めない不思議なすべりキャラがいたらだんだん面倒くさくなる。でもNEWSのあの雰囲気は長年一緒にいないとできない雰囲気だった。3人が「やれやれ…」と言ってくれるからまっすーも気兼ねなく喋れるのかもしれない。

シゲはとにかく顔が小さすぎてびっくりした。本当に。片手で握れそう。裕翔くんがJUMPartyというDVDの企画で握力測定したらすごく強くて隣にいた知念ちゃんの顔に向かって「手でプチュってできちゃうよ」と言い出し、メンバーに口々にそれはダメと言われていたのを思い出したけどまさにそれ。裕翔くんならぷちゅっとできちゃうよシゲの顔。何の話。小顔で背も高いからスタイルが良い。モデルさんだった。しかもあんな知的な美しい顔しといてとんでもねぇ刈り上げを隠し持ってやがる。それを良きタイミングで出してくるの本当にずるい。(何を言ってるかわからねぇって人は今すぐ前回のツアー「WHITE」のDVDを見よ。)テゴマスの二人は自己プロデュース力の塊だと思っていて、アイドルとしての自分の魅せ方力において右に出るものはいないと思っていたのだが、その考えは間違っていたかもしれない。実は一番自分の魅せ方をわかっている人はシゲだったのかもしれない。彼、恐ろしい。

小山さんは本当にエロかった。NEWS全体の色気を引き出しているのは間違いなく小山さんだ。顔小さい、手足が長い、背が高い、腰がくびれている、肌がきれい、筋肉質、イケメン。嘘みたいでしょう。本当なのだ。よく少女漫画に出てくる男の子は、こんな人現実に居たらみんな好きになっとるわいと思うくらい非の打ちどころのない8頭身が多いが、まさにそれだった。絶対にモテる。実は公演中一番目が離せなかったのは小山さんだった。本当に32歳なの?って聞きたい。誰か教えてくれ。どの衣装でも完璧に着こなしていた。何でも着こなすフラットなフェイス。*3シゲと並んだ時の二人の圧倒的オーラがすごい。コヤシゲっていう名前のオーラがすごい。海外のファッション誌とかに載っていて欲しい。二人とも背が高くてスタイルがいいから見惚れてしまう。なのに当の本人たちと言ったら小山さんがシゲにベッタリで本当もう。いいぞもっとやれ。この日は、小山誕後初のコンサートだったためMCでメンバーからの誕生日プレゼントについて詳しく話し、(その間テゴマスのガヤがうるさすぎて笑った)わざわざ舞台上からスタッフに頼んでシゲからのプレゼント、水素水生成ボトルをちゃんと生で私達に見せてくれるあたり、この人超出来る人だ…と思った。(しかしグッズでも何でもないのに急に何なんだよとますださんに叱られていた)JUMPで言うと有岡くんもそういうポジションにいて、ファンが知りたがっていることを即座に察知する能力がある。おたくに優しい。安心と信頼の有岡&小山。

手越くんは終始完璧なアイドルであり、彼氏だった。お手振りが抜群にかわいかった。ハートやらお星さまやらお花やらたくさん飛び散っていた。目をこすってもう一度よく見たけどやっぱり飛び散っていた。例えて言うなら、彼女とのデートの待ち合わせ場所に着く少し手前で彼女を見つけ、嬉しそうに笑って大きく口をあけてブンブンと手を振りながら走ってきてくれる感じ。我ながら的確な例え。まさにミッキー。みんなに全力で手を振ってくれる。みんな彼女だし、子猫ちゃんだし、ハニーだしこれはデートだと思った。それを言っても許されるくらいの、ファンを大切に大切に愛おしそうに見ている姿が本当に印象的だった。KちゃんNEWSの「運命の歯車」*4とかいうちょっとおかしいコーナーも彼だから許される。1つ手越くんを見ていて驚いたことがある。テレビで見る画面越しの彼は、金髪が似合って目がクリクリで奇跡みたいな素敵口角で背も低めで、まさに「可愛い」の一言(JUMPで言う知念ちゃんみたいな)だったのだが、実際の手越くんは「可愛い」よりも「かっこいい」が先行していた。意外と、すごく男性的であった。彼女たちを見て笑った顔も、かっこよかった。ごつごつしていて骨っぽくて男の子っぽい顔だった。好きになる。コンサートですごく良い顔をする。テレビだけで終えるのはもったいない。一度生で見ることをお勧めしておきたい。また、手越くんは特効鳴りまくりのダンスナンバーで突然挑発するようなニヒルな笑みを浮かべることがあり、ああ、きっと心底楽しんでいるんだなと体の中から湧き上がるアイドル性にドキドキしてしまった。

全体で言うと、ジュニアの使い方がうまいと思った。バックダンサーとしての扱いではなく、1つの演出として。1人の演者として。ジュニアがいないとあのすばらしいステージは成り立っていなかったかもしれないと言っていいほど絶妙だった。NEWS本人達がお着替えでステージ上にいなくても、かっこいいインスト曲にかっこいいジュニアのダンス。見ていて飽きない。またNEWS4人が後輩を大事にしていることが見ているだけで十分に伝わった。余談だが、先日のKちゃんNEWSにMADEの秋山大河くんが電話で生出演した際に、「祐也(祐也呼びに萌えすぎている話はここではやめておこう)は裏表がない。誰にでも優しくて、マイナスな面を絶対に出さない」「慶ちゃんは、自分が悩んでたりすると一緒に泣いてくれる」と二人の好きなところをかなりリアルに語ってくれて(言わせといて激照れしているこやてごにも激萌える)後輩との関係性にほっこりした。裏での彼らの顔を知れて嬉しい。チームNEWSの空気感最高。ほぼ編集なしでメンバー以外の人がいない状態での後輩との会話というのはジャニーズの歴史上でも結構貴重なのではと思うくらい私にとっては神回だった。

曲名を出すと完全なるネタバレになってしまうので多くを語れないのがもどかしいが、確実にやるとわかっているソロ曲について少しだけ。

シゲのソロは、シゲの脳内であり、小説であり、書斎であり、ネタ帳(書いてるかどうかは知らないが)だった。たった一曲分の時間だけで加藤シゲアキの世界を見事に作り上げていた。曲の最後にはそんなシゲの世界観、クオリティに自然と拍手喝采になる。エンターテインメントの天才だと思った。途中、詳しくは言えないがシゲが魔法をかけてくれる。その美しさたるや。鳥肌が止まらない。彼、やっぱり恐ろしい。いくつの顔を見せれば気が済むのだ。きっと彼のことだから満足なんてしないで私達は一生彼の才能に驚かされ続けるのだろうと思うと身震いする。

まっすーのソロは最高。(まっすーのことになると途端に語彙力が)センステでジュニアと踊り、歌うだけのシンプルな構成なのだが、それなのに圧倒的な存在感とオーラ。すべりまくっているおまんじゅうみたいに可愛いまっすーはどこへ。衣装、照明、ダンス、歌い方、パズルのピースみたいに全てがぴったりとはまっている。「周波数」をこんなにクールに言える人いないよ。*5やっぱり私はまっすーのダンスが好きだ。まっすーの体全体が「ダンスが好きだ」と叫んでいるような踊り方がとっても好きだ。黙って俺を見ろ。聴け。まさに。

正直NEWSの現場に行きたいと思った理由に小山さんのソロが生で見たい、みたいなところある。てくらい楽しみだった。彼は期待を裏切らない。色気がロメオよりも増していた。私の中の彦摩呂さんが「色気がナイアガラの滝や~」って言ってる。モニターの使い方がうまいなと思った。こちらも世界観がすごい。一瞬にして違うアーティストのステージかと錯覚するくらい観客の目をかっさらっていくのだから彼はすごい。そしてまたKAGUYA同様、和服が似合う。年々ソロコーナーがパワーアップしているのを感じる。小山さんらしい。

手越くんのソロはドラマであり映画だった。あの数分で感情移入しまくってしまった。どうして彼はあんなにも歌がうまい、と素朴な疑問が生まれる。大きな演出もなく動きも少ない。ただ歌だけに集中させるという意図があるのだと思うが、大成功だ。いつも思うのだが、手越くんと山田涼介くんは似ている。いや、似ていないのはわかっている。(どっち)昔、嵐の番組にDAIGOさんが出演した際に、「DAIGOと相葉くんは同じニオイがする、人類を大きく分けたら同じ分類に入る」的な事をメンバーが言っていて至極同意したのを思い出すが、まさにそれだ。しかも「JUMPの中の推しメンは山田くん」と手越くん本人からも過去に発言があった。昨年のJUMPのツアーのユニットコーナーで『3月14日~時計』を山田くんが一部アカペラで熱唱し、普段なら沈黙が起きようものなら名前を叫ぶ人が居るはずなのにその瞬間だけは会場にいる全員が生唾を飲み込み、聴き入っていた。今回の手越くんもそうだった。彼は声だけで会場に居る全員の目に自分だけを映すことができる。

あとは、昨年のツアー「WHITE」をDVDで見ている時も思ったが、4人が1人1人映るモニター強すぎる。(WHITEのDVDで「4K!4毛穴!」とか言って遊んでるやつ。)f:id:duffyhappiness:20160603141522j:imageうらやましい。特にMC。ずっと自担だけをモニターで見ていられる。JUMPコンであるあるなのが、メインで喋っている子達以外も各々マイクを通さずに楽しそうにおしゃべりしてたりイチャイチャしてたりする(けしからん)ので、目が9つ欲しいと全力で思うし、双眼鏡だけでは追えない部分もあるし、急に裕翔くんがモノマネとかしだして(前回も急に塗くん*6のモノマネし出すから焦ったし結構似てた)カメラが追い付かずに9割くらいの人が見逃すということも多々あるから 本当に羨ましい。でも実際問題9人もいたら難しいのだろうなと察する。だって9Kなんて聞いたことない。MCだけでなく曲中もその技法が使われることがあって、演出として最高にかっこよかった。JUMPの2014年のLWMコンで『僕はVampire』曲中のダンスセクションで一瞬9人がそれぞれ1人ずつモニターに映ったのは最高に滾った。f:id:duffyhappiness:20160603141551j:imageやればできる。頑張れ。ちなみに私はJUMPの衣装歴史のうちこの衣装がダントツで好きだ。

あとは、昔の曲と今の曲の塩梅が絶妙にうまい。昔の曲も4人の声ではまた違った魅力があるし、あーこのパートを彼が…とか考え始めるとエモすぎる。でも今の曲も冒頭に述べたとおり今のNEWSにしか歌えない、素敵な歌ばかりで「NEWSっていい曲多いな」とフォント100くらいで心の中で呟いていた。セトリの組み方が上手い。そんな最高に滾るセトリの中で、NEWSの4人は基本的にふざけている。もちろんいい意味で。心底「ファンの前で音楽を奏でること」を楽しむ彼らは、替え歌をよくする。まっすーが自分のパートで突然「小山の誕生日だったよおめでとう」的な替え歌(しかもめっちゃ字余りで)をし出すと次に小山さんが「ぼく32歳になったよ」と替え歌をする。(また字余りで)もはや替え歌ではない。そんなことですら楽しくなってみんなでやってしまう4人に泣きたくなるくらい愛しさを覚えた。可愛い人たちだと。本当に楽しいんだなと。その空間を一緒に過ごさせてくれてありがとうと感謝の気持ちすら沸いた。手越くんは毎回出だしの歌詞を間違えてしまう曲があり、この日も間違えて「おれいっつもここ間違えちゃうね」と満面の笑みでニカッと笑っていたから許す。生の醍醐味。

あとは総じて衣装が最高だった。まっすー天才。衣装替えが多い。友人の結婚式だったらちょっと飽きてくるレベル。え!もう衣装替えちゃうの!?まだ見たいのに!と思うものばかり。まさに贅沢な悩み。だけど小山さんの衣装に猫ちゃんがついているのだけは絶対に見逃すまいと血眼で探した。見つかった安心感と、あのスタイル抜群の32歳小山慶一郎の衣装に増田貴久のアイデアで猫ちゃんがついているという事実だけで眩暈がして私は私は私は…状態だった。途中、萌え袖の衣装があるのだが絶対そこまっすーめっちゃこだわったでしょって思うくらいに絶妙な萌え袖で最高に興奮した。まっすー天才。終盤で全員がコンサートグッズのパーカーやTシャツやバンダナをアレンジして着こなしてくるのだが、どれも可愛すぎるし似合っている。まっすー天才。昨年のJUMPのツアーのOPで9人がメンバーカラーのスチームパンク風の衣装(めちゃくちゃ重いらしい)で登場した時はかっこよすぎて泣きそうになったが、NEWSの衣装はどれもそれくらいのハイクオリティだった。余談だがWS等で目にしたKAT-TUNのコンサート衣装もどれもめちゃくちゃかっこよかったからJUMPも衣装にもっとお金を…布量を…と思わずにはいられなかった。9人もいるのだからお金がかかるのは仕方ない。で、いくら必要なんだい?と問いたい。

ここまで長々と述べてしまったが後悔はしていない。初めてNEWSを生で見て、たくさん感じたことや心を動かされたことを誰かに話したくて吐き出したくて、でも友人がいないので(寂しい)顎くらいまで出かかっていた言葉の波をやっと吐き出せたのですっきりしている。

最後にもう1つ書いておきたい。それは『NEWSは私達が欲しい言葉をいつもくれる』ということ。アンコールも終わり、最後の最後ハケていく前に小山慶一郎さんがこう叫んだ。

「嫌な事忘れられたか!明日から頑張れよ!NEWSはいつでもみんなの近くにいるぞ!」

 泣きそうだった。こんなにも幸せな時間を過ごさせて頂いたのに彼らは私たちの明日からの応援までしてくれている。こっちだって言いたい。ずっと応援してるから、お仕事頑張ってください、と。そんな言葉をアイドル側からも投げかけてくれるなんて素敵じゃないか。過去のツアーでも「僕たちは活動をやめません」「浮気すんじゃねーぞ」「一生ついてこい」「会場が大きくなっても距離なんて関係ない」と私達が言ってほしい言葉を素直に、率直に、直接叫んでくれる。そんなアイドル、実はそんなにいないと私は思う。そんな彼らの生き様が本当に大好きだと思った。ありがとうが止まらなかった。NEWSとファンのこの関係。特殊ですっごく素敵ではありませんか。と自慢したい。どうかこの先も4人のアイドルとしての生き様をずっと見守っていきたいと思わざるを得なかった。

総括。一言で言うと、「愛」に形とかあるのかな?ハートの形?薔薇の匂い?下手すりゃ味とかするのかな?って私が聞きたかった。愛しかなかった。あの現場には。NEWSからファンへ。ファンからNEWSへ。手越くんが昔から言い続けている言葉「ジャニーズのグループの中で俺らが一番ファン愛してる」っていうのは本当だったしその言葉をちゃんと態度で彼らは示していた。こんなにもあたたかくてまあるいアイドルとファンの関係性アリなのか。答えはアリだ。それは彼ら4人が身をもって証明し続けてくれる。

余談だが、この曲のこのパートをまっすーに歌わせた人、大天才だと思う。

*1:Hey!Say!JUMPの新曲『真剣SUNSHINE』のMVメイキングをぜひとも見て頂きたい

*2:日本ガイシホールの旧名

*3:Hey!Say!JUMP『Viva!9’sSOUL』光くん紹介パートより

*4:どこかで運命の歯車が噛み合ってリスナーと手越くんが出会うこともあるかもしれない時のために女性の云々を聞き出すコーナー。現在は終了している。

*5:シゲアキのクラウドより

*6:ドラマ『掟上今日子の備忘録』の有岡くんの役名。ちょうどツアー時期に放送されていた